「私は何をしたら楽しく働けるのか…。」
「今後、音楽と関係ない世界で働く事では私は自己実現できないのでは…。」
「演奏から離れたくない…。」
将来に向けた悩みは人それぞれだと思いますが、音大生が将来を考えるにあたって、
下記ikigaiの図を私はいつも最初に紹介しています。
(引用 http://theviewinside.me/what-is-your-ikigai/)
1.ikigai(いきがい)とは何か
上記はアメリカのコンサルタント、Marc Winnさんが日本人の言う「ikigai」とは何なのかを説明したものです。
こちらの図を見ながら将来を考えると少し頭の中が整理されるはずですが、英語で分かりづらいので
マークウィンさんの資料を基に私が意訳したものがこちらになります。
「好きな事」「得意な事」「お金になること」「世界が求めている事」この4つが合わさったところが「ikigai」になり、毎日早起きしてしまうようなワクワクする人生を歩む事ができます。
更に、「好きな事」×「得意な事」が「情熱」になり、「好きな事」×「世界が求めている事」が「使命」となり、「世界が求めている事」×「お金になること」が「天職」になり、「お金になること」×「得意な事」が「専門」になります。
私の経験上、継続して仕事/活動ができている方は「情熱」「天職」「使命」「専門性」のどれかにあてはまっており、
「好きな事」「得意な事」「お金になること」「世界が求めている事」のうち、3つ以上あてはまる人生を歩んでいるをしている方は見ているだけで楽しそう。
例えば、私は人の話を聞くのが「好き」です。むしろしゃべるのが嫌いなくらい。
そして「得意」な事はコーチングとカウンセリングです。
また、音楽をみなさんが続けられる環境を整える事は「世の中が求めている事」だと強く思っています。
なので楽しく毎日楽しく人生を歩む事ができています(たぶん!)。
一方で、4つのうち1つだけに引っ張られてしまうと人生は辛いものになってしまうかもしれません。
私はコーチ、カウンセラーをする前に経理をしていました。
数字を揃えることは「得意」でしたが「好き」な事ではありませんでした。「つまらないけど、【得意】だし、これが仕事ってやつか・・・」とよく考えていました。
以前の会社では経理の仕事はたいして「お金にもならなかった」ですし、私としては「世の中に求められている事」とは到底思えませんでした。
得意に引っ張られてしまい、経理の仕事が自分に与えられた仕事だと思い込んでいる状態。
仕事に生きがいどころか意味を見いだせていませんでした。毎日が辛くて大変でした。
2.あなたにとって音楽は「ikigai」ですか?
・ピアノはあなたにとって「得意」だけになっていませんか?
・あなたにとってコンサートを企画することは「情熱」に昇華していますか?
・アンサンブルを組んで演奏することは「使命」ですか?
「得意」、「好き」だけの狭い考え方で卒業後の将来を考える事なく、「好きな事」「得意な事」「お金になること」「世界が求めている事」の枠組みで広くものごとをとらえ、考えぬく。
・ピアノが好きなのはどんな背景があるからなのか
・アンサンブルが得意なのは自分のどんな自分の強みが発揮されているからなのか
・この活動はお金になるのか
音楽を交えながら自分の考えを整理、深掘りする事で、
演奏家、音楽の先生以外の将来の選択肢も見えてくるはずです。
3.あなたのikigaiは何ですか?
あなたにはあなたの「生きがい」があります。
音楽はあなたを成長させてくれるかけがえのないものです。しかしあなたの人生を縛るものではありません。
ぜひ上記の図を見ながら自分の生きがいとはなにか、考えてみてください。
パフォーマンスバンクのワークショップでは、ツール(バリューファクター、ストレングスファインダー)を使う事で「好き」「得意」を、音大生OBの話を聞く事で「世の中が求めている事」「お金になること」を学んでいきます。
自分の「生きがい」「将来」を考えたい方はワークショップにぜひ学びに来てください。
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NPO法人パフォーマンスバンクでは、音大生が更に活躍する、音楽を続けられる社会をつくるために
更にワークショップ等の内容をアップデートし、バリエーションも増やしたいと思っています。
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