先日開催した海外若手ピアニストお二人にきていただき、ぶっちゃけ話をしていただく企画「題名のない音楽家おしゃべり会」がとっても好評でした。
おしゃべり会後に「時間が足りない」「もっと質問にぶっちゃけてこたえてほしい」「もっと面白い話聞きたい」というお話を多数いただいたため、ミュージックコンパス初のラジオ収録を行い、海外で音楽家として活躍する垣本さんと大井さんと一緒に楽しい雰囲気でお話させていただきました。
ぜひ気軽に聞いてみてください。
音大生のみなさんからいただいたご質問は以下のとおりです。
なぜ学ぶ場として海外を選んだのか教えてほしいです。
自分の完璧主義さを悩んでいます。音楽をやっていく上で、自身のことを見つめ直したり、行動や習慣を意識的に変えてみた、などの経験があったら教えて頂きたいです。
お二人がどのように仕事を見つけていらっしゃるのか知りたいです。
演奏家、音楽家になられる前の、経済的計画や生計をどう立てていましたか?
海外で演奏活動をされる上で、日本人として誇りを持っていることや日本人の長所だと思うことはありますか?
(アジアは西洋音楽のルーツとは遠い場所で、現地の人や環境から学び取ることが多いと思うのですが、日本人の強みようなものがあればお聞きしたいです!)
上記ご質問に基づいてお話した概要をこちらに掲載します。
内容を聞きたい方は下記の赤いタグをクリック。ラジオでお話を聞くことができます!
※12分毎の収録になっています。
トーク1 いきなりお金の話!? 海外で学ぶためにかかるお金や生活費事情は?
みなさんが海外で音楽を学ぶための苦労が赤裸々に語られます。
キラキラエピソードではない、本物のストーリー。
・海外に行くために100円ショップでアルバイト。
・アメリカでは学費が高いのが当たり前。
・けどヨーロッパの学費はアメリカとちがいすぎる!?
音大生がとっても気になる音楽の仕事の探し方。
お二人ともけっこう苦労しているみたいですが…!?
・プロの音楽家ってどのように仕事を探すのか。
・実力主義のアメリカの話やヨーロッパのオーディションの話。どうも日本とは仕事の探し方が違う様子。
・自分で自分を売り込むためのマル秘テクニックとは!?
音楽を学ぶために海外に行ってみる。その理由を聞いてみました。
本場で学ぶことの大切さとは何なのでしょうか。
・ジャズの本場で学ぶことの意義。日本のりんごとアメリカのリンゴの違いとは?
・ヨーロッパで文化を勉強することの楽しさ。
・日本はアレンジするのが得意。日本人の調和/繊細さという個性。それが音楽に反映する。
大井さんがヨーロッパの歴史、音楽について熱く語ってくださいました!
そして音大生なら誰しもぶつかったことがある完璧という言葉。必聴です。
・実はフランス人はフランス音楽、ドイツ人はドイツ音楽が上手い。
・日本人はフランスもドイツも色んな国の音楽を弾きこなす。これってすごいこと!?
・リサイタルを振り返って反省することの大切さ。
垣本さんも完璧ということに悩んでいるみたいです。
音楽家のみなさんを近しく感じることができました。
・素直になることの大切さ。
・今じゃないとできない、欲に従うことがリフレッシュになる!
・鳥の声を聴く。それが作曲のインスピレーションになるかも!?
本日のメインスピーカーのプロフィール
垣本 拓海(かきもとたくみ)さん
姫路市出身。6歳よりピアノを始める。高校生のときに独学でジャズを学び始め,後にジャズピアニスト小曽根実氏に師事。
2014 年にバークリー音楽大学に全学費免除特待生として入学。これまでに国内外のジャズフェスティバルやコンサートへ出演するほか,多数の作曲コンクールにおいて受賞。また2018年よりヤマハ音楽振興会音楽奨学生に認定されている。
2019年に同大学を卒業後,米国ボストンを拠点にピアニスト・作曲家として活動している。
大井 駿(おおい しゅん)さん
指揮者・ピアニスト・古楽器奏者。 1993年生まれ、東京都出身。
パリ地方音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム大学ピアノ科・指揮科卒。現在同大学院、ミュンヘン国立音楽演劇大学でピアノ、指揮、古楽の3科を専攻、研究。2018年度ヤマハ音楽奨学支援制度奨学生。
ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団団員。
ファシリテーター
森田 諒 (もりた りょう)
株式会社未来チーム研究所代表取締役。
リーダーの育成、組織開発に高い専門性を持つビジネスコーチ。
現在は芸術家専門のコーチとしても活躍している。
飯島 広介 (いいじまこうすけ)
音楽NPO法人パフォーマンスバンク理事
音大専門のキャリアカウンセラー/メンタルコーチとしてプロ奏者、及び音大生の支援している。
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