チャンスを逃さないために〜どこでも演奏できる準備をしておこう

「ギャラも出すので、ちょっと演奏してもらえない?」

そんなお願いをされた場合に、あなたはためらうことなく「OK」と言うことができるでしょうか?

私はピアニストなのでピアノが無い会場ではちょっと…
私は単音しか出せない管楽器奏者なので一人ではちょっと…
私が演奏するクラシックギターは音が小さいのでガヤガヤしたところではちょっと…

など、それぞれが演奏する楽器や音楽のジャンルによっては、この場所/この場面では無理だと思ってしまう場面もあるかも知れません。

でもそれではせっかくのチャンスを逃すことになってしまって勿体無い。音楽は日常の様々な場面を彩るもの。それだけに、どこで演奏のチャンスが巡ってくるか分かりません。なるべく多くの場面で演奏依頼に「OK」と返事できるように準備をしておくことが、音楽家としてチャンスを逃さないためには絶対に必要です。

そんな準備の仕方を、ケースごとに見てみましょう。

ピアノなど持ち運びが難しい楽器の場合

車の免許を持っていれば、家にある電子ピアノを車に乗せて運んでいくこともできるでしょう。
ピアニカの演奏ができるように練習しておけば、イベント中の軽いアクセントとしての演奏依頼であれば十分に乗り越えられます。小学生が使うようなものではなく、ヤマハの大人のピアニカなど、本格的な演奏に耐えうるモデルも出ています。

音量が小さい楽器の場合

マイクとスピーカーのセットを用意しておけば、それを持参することで多少ガヤガヤした場面での演奏もクリアできるかも知れません。
また、電子ヴァイオリンや電子ギター(ヤマハのサイレントギターなど)を使うことによって、一人でも十分な音量で演奏することもできるでしょう。

一人では演奏が成立しにくい歌や単音楽器の場合

確かに単音の無伴奏での演奏で聴かせる演奏をするのはかなり厳しいでしょう。かといって、管楽器で定番の四重奏や五重奏のような編成では、メンバー集めの段階でスケジュールが合わずに話が頓挫することもしばしば。
そこでオススメなのが「伴奏CDを使って一人で演奏」できるようにすること。スマホに入れた伴奏音源をスピーカーにつないでフル音量で流せば、トランペットやサックスなど音の大きな楽器でも十分に聴かせる演奏が可能になります。

最初のチャンスを逃したら次は無いと思え

「ちょっと演奏してもらえない?」」という初めての依頼は、無茶な場面での演奏であることも多々あります。でもそこで断ってしまったら、その依頼者は次の機会があったとしてもあなたに声をかけてくれる可能性はかなり低くなります。逆に、そういった無茶な場面での演奏を引き受けることによって、より自分が演奏しやすい条件での次の機会につながったりするものです。

チャンスをつかむための第一歩を踏み出せるよう、どこでも演奏できる準備をしておきましょう!

 

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