ミュージックコンパスでは様々な音楽家の方とお話をさせて頂いていますが、自身で音楽教室を経営されている方も多くいらっしゃいます。
しかし教室経営に苦労されている方も多いのが実状。さらにお話を聞いてみると、
「その月謝、安すぎるよ!」
とツッコミたくなるケースも多々あります。
京セラの創業者であり、最近ではJALの復興でもその手腕を発揮した名経営者の稲盛和夫さんは
『値決めは経営』
と仰っています。価格設定はそれほど大切だということです。
ここでは、教室の月謝を決める際におさえておくべきポイントを3つご紹介します。
1.教室のウリを明確にしよう
あなたの教室の価値を明確に語れるように考え抜きましょう。
講師のレベルが高い
交通アクセスが良い
カリキュラム内容に特色がある…etc
ここで語る価値に見合う月謝金額の設定が必要です。
2.競合分析をしよう
同じ街にある音楽教室の単価を徹底的にリサーチしましょう。大手はもちろんのこと、個人経営の教室に関しても可能な限り調べます。
3.安売りはやめよう
安売りは大手の得意技であり、個人経営など小規模な音楽教室が値段で勝負しても、長期的に見れば大手には絶対勝てません。
また、一度決めた月謝を後で値上げするのは非常に困難であることも肝に銘じておきましょう。
そのため、小規模な音楽教室の月謝はやや高めに設定するのがセオリーです。どの程度の金額が適正かは、1.で考えたウリと、2.で調べた競合情報とを総合して決定します。
いかがでしょうか?音楽教室経営の参考になれば幸いです。
コメントを残す