【音楽留学生活】留学中に言われて困った5つのフレーズ

音楽大学卒業後の進路として「留学」について考えたことはありますか?

インターネットで世界中の情報がすぐに手に入り留学がしやすくなったとは言っても
「どんな生活が待っているのか想像つかない」「どんな準備をしたらいいのか分からない」などたくさんの疑問が浮かぶかもしれません。

今回はベルギーにサックス留学している筆者が、留学中に言われて困った5つのフレーズとその対応方法を紹介します!

■筆者紹介
小川結子(おがわゆいこ)
神奈川県藤沢市出身。
たくさんのご縁に恵まれ、自身の好奇心旺盛かつ無鉄砲な性格も重なり、高校卒業後渡欧。
フランス・リヨンを経て現在ベルギー・ブリュッセル王立音楽院在学中。
2018年度よりヤマハ音楽振興協会奨学生。フランス語資格試験DALF C1取得。

 

(ブリュッセルの楽器博物館。こんな素敵な建物に巡り合うのも留学の楽しみの一つです。)

1)好きにしていいよ→おまかせするよ

<フランス語> Comme tu veux

2)(君の)好きな時で

<フランス語> Quand tu veux

2)のフレーズはよく『好きなときにおいで』という文脈で使われることが多いです。

「まず私の都合の良い時間っていつ???」 「いつ行ったら相手に迷惑がかからない???」
こちらのフレーズにすぐに対応できなくて困っていました。

でも大丈夫!解決策をこっそり教えます。

<解決策> 留学先では「自己中心的と言われるくらいの態度をとって問題ない」と理解する
”自己中心的”は長点として捉えると”主体的に行動できる”ということです。
遠慮をするのが美しいという文化はありません。ここは腹をくくってしまいましょう。大丈夫です。
だって今こちらの意見や状況をお話したって、すぐに向こうから「あーでもそれはちょっとやだ」ってばっさり切られる可能性大ですから。

⇒それでも「気を使って疲れちゃう」という人。
心配ないです。それが普通です。だって生まれ育った文化と全く違うものの中で生活してるんだもん。
そんな人におすすめするのは『必殺そのまま返し』。そのまま、とにかくそのまま言われたフレーズを返します。
「好きなようにどうぞ」と言われたら、
「ううん、あなたの好きなようにどうぞ!」
(あなたに選んでほしいのっていうより私選べなくて本当に困ってる。だからもう何でもいいから早く選んでほしいんです!という意図)
そうすると自分の意見や状況を説明しなれているヨーロッパ人がすっと判断してくれます。

3)ゆっくりでいいよ、君のペースでいいよ

<フランス語> prend ton temps

直訳するとあなたの時間をとってねということです。
前述のフレーズ同様、「あなたの」と自分個人に注目されることって日本では少ないですよね。
もちろん日本でもゆっくりでいいよと声をかけられることはありますが、それでも急いでしまうのが日本の当たり前だと思います。
でもここはどんと、マイペースになってしまって大丈夫

 

(王立公園にて。マイペースって、実は難しいんですよね。)

4)出身地の人口っていくつ?

この質問、私はいつも答えられないので毎回グーグル先生にお世話になっていました。
が、ちょうど先日この記事の執筆中にまた聞かれたので聞き返してみました。

私「ねえその人口数の質問いつもヨーロッパでされるんだけど、なんでみんなそんな人口を知りたがるの?」
友人「学校で習うもので、また人口をもとに話す習慣ができているので、自然と頭の中に人口のランキングができあがってるんだよね。でも何でだろうね~」
※ちなみに東京都の人口は約1,385万人(2019年1月時点)です。知ってました?

5)あとでね!あと少し待ってね!(からが長い)

時間に正確な日本でいう「あとちょっと」の5分と、留学先で出会うであろう「あとちょっと」は全然違います。
具体的な解決策は、気長に待つことのみ。いつになるの?って思うけれど、でもそのいつかは来ます。大丈夫。
ここでの合言葉は『気長に根気よく』です。

とはいえ、待っても待ってもどうにもならない時があります。
そういう時はたいてい忘れられていることが多いです。
そういう時は自分から「この件で待っているのですが」と声をかけましょう。
日本のように向こうから「どうされましたか?」と必ずしも声をかけてくれるわけではありません。
自分から発信するということが留学生活ではとても大切になります。

 

(これはなんとブリュッセルの区役所!ここで待たされることも。。。)

 

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