音大生が就職する/しないに関わらず身につけておくべきスキルは「IT力」だ

たくさんの音楽家/音大生と接する中で、決定的に欠けてるとよく感じるスキルがあります。

それは「IT力」。

「パソコンはどうも苦手で…」なんて言ってませんか?これだけITツールが発達している中で、それらを使いこなせないのは大きな機会ロスを生みます。ぜひ早いうちにITアレルギーは克服しておきましょう。

IT力を身につけるためにすべきことをご紹介します。

とりあえずパソコンを買おう

最近は何でもスマホで済ませてしまう学生も多いですが、パソコンを使いこなせるようになれば、自身のコンサートのチラシを作成することができたり、自身の出演動画/録音の編集などもできるようになります。自己投資と思ってまずはパソコンを購入しましょう。

一昔前は10〜20万円くらいが当たり前だったパソコンも、最近は安いものもたくさん出てきています。ただし、あまり安すぎるものだと、動きが遅かったりして安物買いの銭失いになりかねません。せめて5〜6万円くらいは投資する覚悟で望むのが良いでしょう。

ちなみに、オシャレさでいえばMac、価格でいえばChromebookなども良いのですが、もっともユーザー数の多いWindows のパソコンを選択するのが無難です。

ブラインドタッチの練習をしよう

パソコンが苦手という人の大きな理由が「思った通りに入力ができない」という点にあります。これを解消するためにはブラインドタッチ(タッチタイピング)、つまりキーボードのキーを見ずにタイプすることを習得するのが一番の近道です。1週間くらい練習すれば、スマホのフリック入力よりも速く文字を打つことができるようになるはずです。

最近はブラインドタッチの練習ができる以下のような無料サービスも色々とあります。
https://www.e-typing.ne.jp/

ちなみに、ピアニストはパソコンのキーボードを打つのがめちゃくちゃ速くなるという噂も…

IT系の資格を何か一つ取ってみよう

IT力といっても非常に幅広く、逆に言うと「何を勉強すればいいの?」となりがちです。そんなときは、IT系の資格を何か一つ取ってみるのもオススメです。資格取得は自信にもなりますし、もし将来的に就職活動をする際にも、履歴書に書くことができる武器となります。

音大生がIT系資格を取得するのであれば、IT業界に10年以上携わっている筆者がオススメするのが以下3つです。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

WordやExcelといった、誰もが使うソフトに関する資格です。最も汎用性のあるExcel資格(Excel スペシャリスト)の取得を目指すのが、オフィス現場などで働く場合も見据えると一番オススメです。

ITパスポート試験

広く浅く、IT関連の知識を身につけるのにオススメなのがITパスポート試験です。高校生などでも取得できるくらいの難易度の高くない試験なので、ITアレルギー克服にはうってつけです。日程や会場の選択肢多く、受験しやすいこともオススメの理由の一つです。

基本情報技術者試験

上でITパスポート試験をオススメしていますが、音大生の皆さんにはぜひワンランク上の基本情報技術者試験の合格を目指して欲しいと考えています。というのも、ITパスポート試験は難易度が低すぎるため、履歴書に書いてもほとんど効果が無いのです。

逆に、基本情報技術者試験まで学生時代に合格していれば、IT力を持っていることだけでなく、様々な分野のことに一生懸命取り組める人物であることの証明にもなります。難易度は決して低いわけではありませんが、きちんと勉強すれば合格できる試験です。

 

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